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スポットライト効果とは?仕事の失敗で周囲の目が気になる人へ

仕事でミスをした。

上司に注意された。

しかも、

近くに同僚がいた。

その瞬間から、

ミスそのものとは別のことが気になり始める。

「みんな聞いてたよな」

「仕事できないって思われたかな」

「明日会社に行ったら、何か思われそう」

上司から言われた内容より、

周りにどう見られたかの方が頭から離れない。

翌日会社に行っても、

同僚のちょっとした表情が気になる。

誰かが話しているだけで、

「昨日の自分の話だったりして」

と思ってしまう。

でも、

こういうときに一つ知っておいてほしい心理があります。

自分が思っているほど、周囲は自分の失敗を見続けていないかもしれない。

ということです。

目次

スポットライト効果とは?

心理学には、

スポットライト効果

と呼ばれる考え方があります。

簡単に言えば、

自分の行動や失敗、見た目などを、周囲の人が実際以上に気にしていると感じやすい心理

です。

まるで、

自分だけにスポットライトが当たっていて、

周りのみんなから見られているように感じる。

だから、

ちょっとした失敗でも、

「みんな覚えている」

「かなり目立った」

と思いやすくなります。

でも、

周りの人にも、

それぞれ自分の仕事があります。

今日中に終わらせたい資料がある。

上司に報告しなければいけない。

昨日自分がしたミスを気にしている。

帰ったら何を食べようか考えている。

つまり、

自分が自分について考えているほど、他人は自分について考えていないことが多い

ということです。

自分の失敗だけは、何度も見ることができる

なぜ、

周囲から見られているように感じるのでしょうか。

一つ大きいのは、

自分だけが、

その失敗を何度でも再生できるからだと思います。

たとえば、

会議で質問されて、

うまく答えられなかった。

その場にいた同僚にとっては、

数十秒の出来事だったかもしれません。

でも自分は、

帰りの電車でも思い出す。

お風呂でも思い出す。

寝る前にも思い出す。

翌朝にも、

「昨日のあれ、恥ずかしかったな」

と思う。

自分の中では、

同じ出来事を10回、20回と見ています。

すると、

すごく大きな出来事だったように感じます。

でも、

同僚が見たのは、

その一回だけかもしれない。

ここには、

かなり大きな差があります。

自分の中での再生回数と、周りが気にしている回数は同じではありません。

私も「みんな覚えている」と思っていました

仕事で失敗したとき、

私もよく、

周りの目を気にしていました。

上司から注意されたあと、

近くにいた人のことまで気になる。

「絶対聞かれてたよな」

「どう思われただろう」

そんなことを考えながら帰る。

でも、

翌日出社すると、

その人は普通に、

「おはようございます」

と言ってくる。

別の仕事の話をする。

昼になれば、

今日の仕事の話をしている。

昨日の自分の失敗について、

誰も触れない。

そこで、

「あれだけ気にしていたの、自分だけだったのかも」

と思ったことがあります。

もちろん、

周りがまったく見ていないとは限りません。

「あ、ミスしたんだな」

くらいは思われていたかもしれない。

でも、

自分が想像していたほど長く、深く、その出来事について考えているわけではなかった。

この違いは大きいと思います。

「見られた」と「評価が決まった」は別の話

仕事でミスすると、

頭の中では話が一気に進みます。

「失敗を見られた」

から、

「仕事ができないと思われた」

になり、

さらに、

「評価が下がった」

まで進んでしまう。

でも、

本当に分かっている事実はどこまででしょうか。

たとえば、

事実:会議で回答を間違えた。

ここまでは分かります。

でも、

「みんなに仕事ができないと思われた」

は、

まだ自分の予想です。

さらに、

「今後ずっと評価が低くなる」

まで行くと、

もっと先の予想です。

不安が強いときほど、

事実と予想が一つにつながって見えます。

だから、

周囲の目が気になったときは、

一度だけ、

「ここまでが事実で、ここから先は自分の想像ではないか」

と分けてみるといいと思います。

実は、自分も他人の失敗をそれほど覚えていない

もう一つ、

考えてみてほしいことがあります。

一週間前に、同僚がした小さなミスを何個覚えていますか?

誰かが会議で言葉に詰まったこと。

資料に小さな間違いがあったこと。

上司から注意されていたこと。

意外と、

覚えていないものが多いと思います。

その瞬間は見ていた。

でも、

その後自分の仕事が始まれば、

そっちに意識が移る。

たぶん、

周りの人も同じです。

自分の失敗だけは、

自分だから何度でも思い出す。

でも、

他人からすると、

一日の中にある出来事の一つです。

だから、

「みんな絶対覚えている」

と思ったときは、

逆に、

「自分は他人の昨日の失敗をどれくらい覚えているだろう」

と考えてみると、

少し距離を取れることがあります。

周囲の目を、完全に気にしなくてもいい

ここまで読むと、

「じゃあ人の目なんて気にしなければいい」

となりそうですが、

私はそこまで極端に考えなくていいと思っています。

職場ですから、

周囲からどう見られているかを考えることも必要です。

信用される。

丁寧に仕事をする。

ミスをしたら報告する。

必要なら謝る。

こういうことは大切です。

ただ、

必要なのは、

「どう見られても気にしない」ことではなく、必要以上に想像を膨らませないこと

だと思います。

ミスした。

必要なら謝った。

改善点も考えた。

そこまでやったなら、

その後、

周りの頭の中まで管理することはできません。

「あの人、どう思ったかな」

「まだ覚えているかな」

「裏で何か言われているかな」

そこまで考え始めると、

答えのない問題になります。

今日できるのは、「次にどうするか」に戻ること

周りの目が気になったとき、

私は、

考える場所を少し未来に移すのがおすすめです。

「みんなにどう思われたか」

ではなく、

「次に同じ場面が来たら、どうするか」

を考える。

たとえば、

会議で答えられなかったなら、

「分からないときは、確認してから回答すると伝える」

資料を間違えたなら、

「次から提出前に数字を一回確認する」

報告が遅れたなら、

「次は分かった時点で共有する」

こうすると、

考える対象が、

変えられない過去から、

変えられる次の行動になります。

周りが何を思っているかは、

コントロールできません。

でも、

次に自分がどうするかは、

選べます。

失敗した日の自分には、スポットライトが強すぎる

仕事で失敗すると、

その瞬間だけ、

会社中の視線が自分に集まっているような感覚になることがあります。

でも、

実際の職場には、

たくさんの人がいて、

それぞれが、

自分自身のことで忙しいです。

昨日のあなたの失敗だけを、

ずっと考え続けている人ばかりではありません。

もしかすると、

今あなたが気にしている同僚も、

自分の仕事のことで、

「昨日あれまずかったな」

と思っているかもしれない。

みんな、

自分のスポットライトの中にいます。

だから、

一度の失敗を、

「みんながずっと見ている自分」

にまで広げなくて大丈夫です。

失敗したなら、

必要な反省をする。

必要なら謝る。

次に変えることを一つ決める。

そこまでやったら、

周囲の目について考える時間は、

少しずつ減らしていいと思います。

あなたの中では、

まだ大きな出来事かもしれません。

でも、

会社ではもう、

次の日が始まっています。


次に読むなら

もし、

周囲の目が気になるきっかけが、

仕事で失敗した場面を何日も思い出してしまうこと

なのであれば、

次は、

「仕事の失敗を引きずる人へ|何日も思い出してしまう理由と立ち直り方」

を読んでみてください。

周りからどう見られたかではなく、

失敗した自分自身との付き合い方を整理するための記事です。

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