みなさんはNHKの番組である『ブラタモリ』がきっかけで話題になっている『羅生門と羅城門の違いや関係性』について知りたくはありませんか?
ということで今回は「ブラタモリで話題!羅生門と羅城門の違いや関係性について解説!」と題して記事をお届けいたします!
ぜひ最後まで楽しんでご覧ください!
ブラタモリで話題に!羅生門と羅城門の違いや関係性について!
ブラタモリは、2008年からNHK総合テレビで放送されている、タモリさんの冠番組の1つです。
タモリさんが古地図を手に、日本各地散歩し、現代の街並みに残る《歴史の痕跡》を発見していきます。
そんなブラタモリの2023年5月18日の放送分にて、タモリさんは京都を訪れました。
この放送内で、『羅城門』という言葉が繰り返し使われていたのですが、この言葉から多くの視聴者の方は、義務教育で勉強した芥川龍之介さんの作品『羅生門』を連想されたようです。
そしてその結果、『羅城門』と『羅城門』の関係性や違いについての話題が盛り上がったのでした👇
羅生門と羅城門の違いや関係性について解説!
結論から言いますと、『羅生門』と『羅城門』は、物自体は同じものです。
そして京都には、『羅城門遺址』というものがあります。
では、『羅生門』という言葉はどこからやってきたのでしょうか?
先ほども少し紹介した芥川龍之介さんの作品である『羅生門』を紹介しましたが、この物語のモデルとなったのは紛れもなく『羅城門』です。
実は中世より前は『羅城門』という表記が一般的で、それ以降は『羅生門』という表記が一般的でした。
芥川龍之介さんの作品名が『羅城門』ではなく『羅生門』なのは、ただただその時代に多く使われてた『羅生門』という言葉を選んだだけの話です。
なのですが、いろいろ調べていくと、芥川龍之介が『羅生門』という言葉を選んだ理由について、興味深い考察をされている方がいましたので、Yahoo!知恵袋より引用させていただきます👇
質問:芥川が今昔物語の羅城門を羅生門に変えた理由は何が考えられますか?
回答:「羅城」とは「大きな城にめぐらした城郭」のことです。 「羅城門」は平城京や平安京の朱雀大路の南端に建てられた大門のことです。 これを作者はなぜ「羅生門」としたのか。
「生」は「生」、生きること、生命の「生」です。 そこで「羅」という漢字の意味を調べてみましょう。
①あみ(網)。②鳥を網で捕らえる③つらねる・つらなる。④うすもの・うすい絹織物。
このうち動詞として用いるのは②と③ですね。 したがって「羅生」の「羅」は③の意ではないでしょうか。
「羅城」とは「城にめぐらした城郭」のことでしたね。「めぐらす・めぐる・つらねる・つらなる」意と考えてよさそうです。 蛇を干し魚だとウソを言って売りさばいていた女。
その女の死骸の髪の毛を抜いてカツラにしようとしていた老婆。
その老婆を蹴倒して夜の底へと逃げて行った下人。
いずれも「生きる」ために「悪」を働いているわけですが、小さな「悪」をより大きな「悪」が呑み込み、さらにそれよりも大きな「悪」がまたそれを呑み込んでいく。悪の連鎖ですね。その上にはかない「生」が成り立っているわけです。 そんなところから「羅生門」としたのかも知れません。極限の状況に追いやられたときの人間の、善悪・道徳・倫理を超えたところにある「生への願望・執着心」。こうしたことを私たちに考えさせてくれているようです。 「生をめぐる門」、「生につらなる門」と考えてみたらどうでしょうか。
引用元:© Yahoo Japan(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1464952344)
このような想いを込めて芥川龍之介さんが題をつけていたとしたらすごいことですし、それに気付ける回答者さんもすごいですね!
以上で、羅生門と羅城門の違いや関係性について解説の内容は以上です!
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は「ブラタモリで話題!羅生門と羅城門の違いや関係性について解説!」と題して記事をお届けいたしました!
ブラタモリ、ぜひぜひ視聴してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!